未来をつくる子どもたちの拠点、境港「Yashago base」

境港の町中に、ひときわ目を引く門構え。その先にあるのが「Yashago base」、玄孫（やしゃご）プロジェクトの拠点です。
「玄孫」とは孫の孫のこと。未来の世代がこの地を愛し、育まれていくように――そんな願いを込めて立ち上げた取り組みです。

令和5年にスタートし、今年で2年目。クラウドファンディングを通じて地域を思う人々の支援で誕生しました。

ここでは子どもたちの文化的・創造的な活動を支える場として、教室やワークショップが開かれています。

現在は習字教室や囲碁教室が定期的に開かれ、子どもたちがじっくり学びに向き合う姿が見られます。また、教室や茶話会等にレンタルも可能で、「子供たちの未来のためにやってみたい！」という声があれば誰でも借りることができます。

さらに、地域を巻き込んだ楽しいイベントも企画中。境港総合技術高校eスポーツ部とのコラボによる大会や、マルシェ、足湯などユニークな催しが予定されています。（ぜひ公式Instagramもチェックしてみてください！）「イベントで場所を使ってみたい」という声も大歓迎です。

そしてこの秋からは、子どもたち自身が仲間とともに「何を作りたいか」を考え、実際に形にしていくプログラムが本格始動。スポーツ少年団の“文化版”のように、創造力を育む新たな仲間の募集が始まります。対象は小学5年生から高校生まで。まずは都会でも注目されているZINE（小冊子）づくりに挑戦！一緒にクリエイティブな体験を楽しむメンバーを募集中です。

境港の未来を担う子どもたちに、もっと気軽に参加してほしい。習い事やイベントに関わってみたい人、あるいは「教えてみたい」という大人の方も是非訪れてみてほしい。地域を愛するおじさんたちの思いが、いまカタチになり始めています。ここからどんな面白い活動が生まれていくのか――「Yashago base」の挑戦に、これからも注目です。

あひる捜査官

BRSC代表 境港市在住のクリエイター。書いたり、描いたり、デザインしたりしています。白ネギの農家のお手伝いもしており、白ネギアンバサダー就任を密かに夢見ている。