本格派の「スパイス中華」は倉吉の胡同食堂で

■カラフル多彩な「スパイス中華」を倉吉で味わう

倉吉市・竹田橋東詰のほど近くにある「胡同食堂」。無化調でヘルシーかつ、食べ応えがあるメニューを提供する中華料理店です。

八屋の住宅街の中を進むと、カラフルでポップな外観が印象的なお店が眼の前に現れます。

店内は中華風のオリエンタルな雰囲気漂う空間。居心地のよいカウンターとテーブル席で構成されています。

ランチで人気メニューなのは「担々飯」。甜麺醤やスパイス香る肉味噌、トロっと半熟に挙げられた目玉焼き、みずみずしいサニーレタスやトマトがご飯の上に豪快に盛られています。

すべてが絡むように混ぜて口に運ぶと、具材やスパイスが渾然一体となる味わいでスプーンが止まりません。野菜が味をサッパリとさせてくれるのもいいところ。

卓上の自家製ラー油をかければさらにヤミツキ度がアップ。唐辛子の辛味と刺激がさらに食欲を増進してくれます。

■ヴィーガン系のランチメニューや自家製ドリンクも充実

また、こちらのお店で評判なのがヴィーガン系のメニューです。

「トマトの麻婆豆腐」は食材や出汁に動物系のものを使っていませんが、しっかりとトマトの濃い出汁と旨味、酸味が出ており、食べ応えは抜群。

豆板醤のピリッとした辛味が酸味と好相性でご飯がしっかり進む味わいです。豆腐が味わいをまろやかにしてくれるのもありがたいです。

中華食堂らしく、八角や花椒（ホワジャオ）、クコの実など、本場・中国などで仕入れたスパイスが厨房を彩ります。

ドリンクには自家製ジンジャエールや季節の柑橘ソーダなど。とくに中国茶はホッとする味わいで、スパイスの辛味を和らげてくれるようでした。

斉尾俊和

鳥取県出身。ニュースサイト、編集プロダクション、WEBメディア勤務を経て、さまざまな地方企業・生産者のブランディングなどに携わる。最近、鳥取に里帰りした。