ラーメン幸雅

2024.11.27

牛骨をコツコツ煮こんだ「なつ旨ラーメン」が魅力

2024年11月27日

JR由良駅（コナン駅）前にある「ラーメン幸雅」は、鳥取県中部でも指折りの牛骨ラーメンを提供する人気店です。

2008年に倉吉市山根で創業し、2023年7月に鳥取県北栄町に移転しました。

お店の看板には、牛骨ラーメンへのこだわりや情熱が込められています。

看板の中の「なつ旨ラーメン」とはどんなものなのか？　さっそくお店に入ってみます。

じんわり染みる「なつ旨ラーメン」

木目が印象的な店内は、きれいに整頓されています。

さっそく運ばれてきた「なつ旨ラーメン」は、タレに白醤油を使っていることもあり黄金色のスープ。

少しウェーブがかかっている、八ばせ屋特製の中太麺はスープをよく持ち上げ、牛骨独特の甘い豊かな香りが鼻腔をくすぐります。

牛のゲンコツやバラ骨を約20時間以上かけてコツコツと煮出した出汁は、アクが丹念に取り除かれており、スッキリとしながらも滋味深い味わい。2008年の創業以来、県内外に多くのファンがいることに説得力のある一杯でした。

餃子は2024年8月に製法を一新しました。お肉のジューシーさが前面に出るように、ラードを新たに加えた一皿。

皮のもちっ＆カリッと食感、豚バラ肉やニラ、セロリが入った餡からは肉汁があふれます。

店主の川崎雅樹さんが語る「なつ旨ラーメン」のルーツ。「香味徳赤崎」の息子である「香味徳銀座」の店主とは幼なじみで、牛骨ラーメンの製法について昔からよく議論したそうです。その後、試行錯誤の末に現在の一杯が完成。

「なつ旨ラーメン」は約16年の歴史を経て、この地を訪れる人たちのお腹を満たし続けています。

鳥取県出身。ニュースサイト、編集プロダクション、WEBメディア勤務を経て、さまざまな地方企業・生産者のブランディングなどに携わる。最近、鳥取に里帰りした。