ゆるっと とっとりドライブ

- エリア 鳥取県鳥取市気高町~青谷町
- 所用時間 約3時間半
「女心と秋の空」とことわざに使われるほど、秋の空模様は移り変わりやすく、なかなか計画が立てづらいことも。せっかく晴れたら、どこかにお出掛けしたいですよね。今回は鳥取市内の、気軽に立ち寄れるスポットを巡って来ました。
日々のあわただしさをひと休みして、プチドライブを楽しんでみませんか。
日本海の海岸線が一望できる展望台 「浜村温泉 魚見台」鳥取市気高町

鳥取駅から国道9号線を通り、海岸線沿いに車を走らせること約30分、「魚見台」に到着しました。展望台からは「小沢見(こぞみ)海岸」や「白兎(はくと)海岸」を一望でき、天気がいい日は鳥取砂丘も見えます。夕暮れ時や、夜景もきれいな穴場スポットです。
「魚見台」は「魚見台橋」のすぐ近く、標識が目印です。

展望台から眺める広大な日本海と空は解放感があり、潮風が心地良いです。
後ろには広めのスペースがあり車が停められます。平日の午前でしたが、バイクや県外ナンバーの車など、訪れる人がちらほら。
9号線沿いは交通量が少なく、ぼーっとするのにうってつけ。約6キロ近く、「魚見台」までの道中には、郷土のお菓子「貝がらもなか」を販売している和菓子屋「ふね」や、コンビニがあるので、買い物をしてからまったりするものいいかもしれません。


鳥取県浜村発祥の民謡「貝殻節」


覗岩

海をもう少し近くで見たい人は、スロープを下った先に崖に沿って階段があります。
鳥取の伝統工芸に触れられる展示施設 「あおや和紙工房」
魚見台から南へ進み約15分、「あおや和紙工房」へ着きました。周辺は豊かな山に囲まれ、のどかな風景が続きます。

「あおや和紙工房」は、鳥取県東部で生産される伝統的な紙すき和紙の「因州和紙」の歴史を学び、紙すき体験もできる展示施設です。「因州和紙」の歴史は古く、奈良時代の正倉院文書の中に、因幡の国で抄紙されたと推測される紙が保存され、平安時代の「延喜式(えんぎしき)」(905-927年編纂)に因幡の国から朝廷に紙が献上されたという記録があります。
あおや和紙工房には併設のミュージアムショップがあり、色とりどりの和紙だけでなく、和紙を使った小物やアクセサリー、灯りなどが販売されています。
隣には「cafe Berry」もあり、本日はこちらでランチにしました。店内は木製家具で統一されて、大きな窓から暖かい陽光が差し込んでいます。

本日は「日替わりランチ」と「チキン南蛮定食」をドリンクセットで注文。丁寧に手入れされた庭を眺めながら、食事を楽しみました。
写真は「チキン南蛮定食」です。みそ汁は具たくさんで、小鉢は色々な野菜が入った白和えでした。




メニュー表は2025年11月の情報です。
外では親子連れのグループが、レクリエーションを楽しむ様子も。展示以外にも、色んな楽しみ方ができる「あおや和紙工房」でした。
まとめ
往復で約3時間半、朝から出掛けてお昼には帰って来られるスケジュールでした。
今回取材した場所は予約不要なので、定休日以外で思い立ったときにすぐ出かけられます。
山と海の自然を両方楽しめるのも、鳥取のいいところ。
他にも、「鳥取観光ガイド」では、おすすめしたい観光施設を紹介しています。ぜひお出掛けの参考にしてみてください。