でんき屋の営む雑貨店「Bricolage(ブリコラージュ)」
豊かな会話と出会いが生まれる、月替わり展示スペース
■ふらりと寄りたい雑貨屋さん

お店の前には多肉植物や花苗や様々な鉢が飾られていて華やか。
米子駅前通りの雑貨店「Bricolage(ブリコラージュ)」には、近所の人や仕事中の人などがひっきりなしに顔を出していきます。
扱うのは食器、アクセサリーに鉢植え、時には本…。けれど、‘’普通の雑貨店”ではないんです。
■50代になって、やりたいことやらなきゃと始めたお店

日常使いのバッグやお部屋に飾れば、気分の上がる雑貨が店内いっぱいに広がる。
オーナーのいけのぶゆみこさんは、“人との対話”を何より大切にしています。
旅人がおすすめの観光スポットを相談したり、学生が自分の将来について語ったり…。
「モノを売ることよりも、未体験の出来事を教えてもらうことが、財産であり贅沢なこと」(いけのぶさん)。

地元のクロモジを使ったお茶やルームスプレー
扱う品々も、リラックス効果があるとされる地元産の「クロモジ茶」や、使って感動した食器など、オーナー自身やお客様がその良さを“実感”したものばかり。

様々な生活シーンを彩る食器やカトラリー。
食器は、「こんな使い方して良かったよ」とお客様から聞いたら、それを別の誰かに伝える。
「情報を増幅する拠点」としての役割も担っています。

小学校の読み聞かせで使う本や、心に響いたおすすめの本が並ぶ
■自分が大切にしたいことを表現出来る場

この日の展示はフリースクールの活動。デザイナーと子どもたちで描き上げた絵とその経緯について掲示されている。
特にユニークなのが、1ヶ月単位で開催される活動やアートの展示会。
展示料は無料で、初めての作家さんや事業者さんも大歓迎。
「やるって決めるだけで、人って変わるんですよ」と話す、いけのぶさん。
その言葉どおり、ここから羽ばたいてパリに出展した作家さんもいれば、展示に影響を受け再び絵を描き始めた80代の女性もいたそうです。

地元作家さんのチャレンジを応援する意味で、アクセサリーや雑貨の委託販売も行っている。
ブリコラージュは“でんき屋”が営む雑貨店。照明、電気工事の相談も気軽にどうぞ、との事。
人と人との偶然の出会い、心を耕すような会話、そして暮らしの中の小さな喜び。
それをいけのぶさんは“ハートマネー”と呼んでいます。
あなたもふらりと立ち寄って、“ハートマネー”を貯めてみませんか?
住所 | 鳥取県米子市茶町27 石川ビル1F |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 月・水・金曜日 |
駐車場 | 近隣駐車場をお使いください |
@bricolage0715 |