NIHONKAI idol PROJECT 「SEA BLOOM」interview①
インタビュー特集① Hayuさん
日本海新聞が発刊50周年を記念してプロデュースする女性5人組アイドルグループ「SEA BLOOM(シーブルーム)」が5月31日(土)、鳥取市のとりぎん文化会館小ホールでデビューイベントを行います。各メンバーのデビューに向けての思いや横顔をインタビューしました。(5回連載)

「ライブを見た人の記憶に残るパフォーマンスができるアイドルになりたい」。そう意気込む大山町出身のHayuさん(13)。ニコッと笑うと見える八重歯に無邪気さが漂います。半面、ステージ上では観衆を魅了するハスキーボイスとエネルギッシュなダンスが印象的。見た人だけでなくメンバーも元気にする彼女はグループのムードメーカーです。



■誰にも負けない
夏は海や川で遊び、冬はスキー、友達と鬼ごっこも大好き。小さい頃は泳ぐこともスキーもできなかったけど、お父さんがスパルタで教えてくれました。おかげで全部できるようになりました。何でも挑戦させてくれる両親には感謝の気持ちでいっぱいです。
ダンスは小学1年から始めました。お父さんはサルサダンスの先生で、小さい頃から音楽がそばにありました。いろんな曲を一緒に踊るのが楽しかったです。学校でも無意識に踊っちゃいます。ダンスの面白さはジャンルによって表現が全然違うこと。得意な格好いいダンスはメンバーの誰にも負けたくありません。いや負けません。
小学2年生のとき、予定が合わず練習に行けない日が続きました。久しぶりに行くと、ダンスのポジションは1番後ろの目立たないところ。唯一、ダンスを辞めたいと思ったときでした。でも、このまま辞めたら自分に負ける。思い切ってセンターポジションにいた子に直接対決を申し込みました。結果は勝ってセンター交代。その頃から負けず嫌いだったのかもしれません。
歌うことは好きだけど、自信はありませんでした。人前で歌うのは特に苦手です。学校の合唱コンクールも指揮者を希望したほどでした。しかし12月に受けたオーディションでは「いい声をしている」と褒められました。自分の新たな可能性が見つかり、自信がつきました。
デビューに向けて、メンバーと切磋琢磨してきたが、うまくできないときもあります。そんなとき「Hayuが場を明るくしてくれる」と他のメンバーが話してくれました。静かになったときはおなかがすいたか、眠いときです(笑)。
■編集後記
大山の豊かな自然で育った彼女は、元気に満ちあふれていて、パフォーマンスだけではなく、話していても元気をもらえた。着飾らない彼女の人柄がグループを精神的に支えてくれていると感じる。そんな彼女の元気の源は「お母さんが作るご飯」。おいしいご飯を食べてつけたパワーを、たくさんの人に思う存分届けてほしい。
